巧みな訪問営業に戸惑うお客様

昨年10月の台風と今年の大雪の影響で屋根や雨樋・外壁の修繕が非常に多く、一時は職人さんの確保すらままならない状況で、お客様には大変お待たせしてご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

そんな中、「うちは慌てなくてもいいよ!もっと大変な所先にしてあげて。」と気遣っていただいた昔好のお客様もおられて、人の温かみを実感する昨今でありました。

ありがとうございました。

話はガラっと変わってしまうのですが、
ごく最近、身近なお客様から一本の電話が入りました。

お客様:「もしもし、マルセイ住宅産業さんですか?私、○○町の○○ですが、先日突然、塗装の訪問営業の方から、

{そろそろ板金屋根の塗り替えをされた方が良いのではないでしょうか?大雪の後ですから塗装が傷んでいるお宅が多いんですよ}

と、見積りだけでも。。。ということだったので見積りを持ってきたんだけど、この金額、本当にこんなにかかるのかなー?○○株式会社って知ってる?」

私:「知ってますよ。ちっとも変な会社さんではないと思いますよ。」

お客様:「んでね、その営業の方に言ったんですよ。
うちはいつも他から(他の会社)も見積り採るんだけど、いいかい?って聞いたら、いいですよ。って言うから、是非マルセイさんにも見積り出してもらいたいのですよ?」

私:「いいですよ。分かりました~。」

そして後日、見積りをするための下見に行きましたが、
それほど塗装が傷んでいる風はありませんでした。

しかし、お客様のご要望なので見積りを作って、その書類の最後にこのように書いたのです。

【 お見積り作成しましたのでご確認ください。
そして、そもそも塗り替えをする必要があるかどうかも含めてご検討いただければ、と思います。
一つの判断材料として塗装の塗り替えは10年ほどを目安に考えられてはいかがでしょうか? 】

そしたら翌日電話があり、

お客様:「よく考えたら、屋根塗り替えなんかよりもっとせなアカン事あったわ!
あれ塗り替えてからそれほど経ってないし。。。よく見たらそんな傷んでないし。。。お手数かけて申し訳ないね。」

というご回答でした。

こういったことが巷ではよくあることなのかどうか?
当然業者が業者(私の)の家に訪問営業をしに来ることは無いので私は知る由もありませんが、傷んでそうな時期に「お宅の傷んでますよ。」と言われると、信じ込んでしまうかもしれませんね。

私も常々、工事のプランをする上で

「そもそもこの工事は何の目的で、何の必要性があってお金をかけてするのか?」

と、根本的な所へ再確認しながらプランを考えるよう心がけています。