給湯器の凍結防止機能

昨年の暮れから寒さが例年より際立って冷たく感じています。

今シーズンの大寒波の折、明け方の気温が-6℃という予報の時がありました。

いつから観測されているのか分かりませんが
-6℃ってあまり無かったような気がします。
ですから雪国の方は用心してほとんどのご家庭で水道の凍結防止策を
されたのではないか?と思います。

では、給湯器の凍結対策はされていますでしょうか?

以前、長野県に住んでいた時、
住まいの壁付け形のガス給湯器の水道管が破裂して、
見事な氷の滝のオブジェができていたことがありました。
大変でした。

そういう時って、あっちでもこっちでも水道が破裂して
水道屋さんがなかなか来れない状況になっていますので
給湯器の凍結防止対策、大事だな。。。と思いました。

でも今の給湯器は
『自動で凍結を防ぐ機能が働くようになっている!』

昨年の暮れに石油給湯器を設置させていただいたお客様から

「近頃夕方になるとリモコンの”運転ボタン”も押さないのに
勝手に給湯器がウ~ン・ウ~ンと大きな音を出すようになった。
これが夜中じゅう鳴ってるから、近所迷惑だから見てくれ。」
といったお問合せがありました。

次の日の朝10時頃に行ってみると
不思議な事に「さっき音が止まったわ。問題無く使えとる」
ということで配管が外壁や本体に接していないか?とエラーコードは出なかったのを確認して帰りました。
するとまた翌朝お電話いただき、「また夜中鳴ってた」とのこと。
メーカーさんに問い合わせたところ

「近頃の循環型(湧き増しタイプ)の給湯器は
深夜に循環パイプ内の水が凍らないよう、ある一定の気温になると自動的に浴槽の中の水を循環させる機能がある。それはリモコン表示がOFFであろうがコンセントがささっていれば勝手に動きます。」

こういった機能が働いて音がするのでしょう。ということでした。
でも、どう考えても気温がマイナスになってもいないのに循環パイプの凍結防止機能が作動しているのですが?

それは凍結してからでは遅いので早めに作動するよう室外の温度センサーが感知するようになっている。

というメーカーさんの説明でした。

 

メーカーHPでも「よくある問合せ」の中にあります。

夜中に大きな音が鳴る症状についても「よくある問合せ」の中にあります。

水が凍結しそうな晩は、凍結防止のために浴槽の湯の循環口から上5~10cmまで水なりお湯なりを張っておきましょう。水が張っていないと、循環ポンプが空回しになりグワーン・グワーンといった音が鳴るそうで、水を張っておけばほとんど音が無くなる(モーター音は多少ある)そうです。

住宅設備は毎年のように新しい機能が付きモデルチェンジしますし、メーカーも種類も豊富にあり調べるだけでも大変ですが、人生毎日が勉強です。

まだ2月なのでしばらく寒さは続きそうですね。
水道管の凍結防止を心がけましょう。