近頃は新築でも和室が少ないので、組んだ廻り縁に目透かし天井や竿縁天井を貼る機会もウンと少なくなっているのではないでしょうか?
建材屋さんが扱う目透かし天井も昔とは規格サイズが変わっていたり、貼り方が変わっていたりするので、同じ幅だと思って注文すると、寸法足らずになってしまったり、貼り方でも建材の仕様が変わっているので、最後の貼り終いで行き詰ってしまわないよう注意しつつ貼っていきます。
和室/座敷(上下)
廊下/縁側
今回の目透かし天井材
こちらのお宅に元々貼ってあった天井板の巾が445㎜だったのに対して
建材カタログを見ると新しく貼る天井板は440㎜(関東間)と470㎜(関西間)でした。440㎜を選択すると、最大40㎜幅が足らなくなって天井廻り縁(壁と天井の境にある化粧桟)から外れてしまうほどギリギリになるので、当たり前のように従来通りで注文していたら大変なことになっていました。
何度もお邪魔して採寸させてもらってよかったです。
昔の目透かし天井材と違って、羽目板状に実(さね)が透かし目地になっています。
以前は透かし目地板だけ別だったので、最後の貼り終いはコツが必要ですね。