早くも12月に入りました。
ついこの間まで「暑い~」って言っていたのに、先週の土曜日には雪の予報があったので慌ててスタッドレスタイヤに履き替えました。
それから毎日のようにミゾレ・アラレ・暴風・雨と、ずっと荒天が続いてますよね。
先日、「銅板屋根に穴が開いてしまったので見てほしい」という依頼がありました。
2階のアルミ製物干し場の脚の所がポッカリと穴が開いていました。
その下は化粧の板(ベニヤ板)はベロベロに腐っていました。
銅板に穴が開くのは酸性雨が原因なのか?
銅板と言えば”酸”に弱いことから、
「今は酸が強い雨(酸性雨)が降るから、直ぐに銅板なんて穴が開くんだ。」
と建築の常識みたいに言われていましたが、どうやらそれはあまり関係が無いということが「山内金属株式会社」様のレポートに書かれていました。
普通の雨が銅板の上を流れるだけなら厚み0.35㎜の銅板に穴が開くまで60年はかかるそうです。
しかし、実際銅板屋根や銅製の雨樋に「ワザと開けてるの?」っていうくらい無数の穴が開いているのはどうしてなのか?
それは雨だれが落ちる場所が極端に穴が開きやすいようです。酸化して錆のような被膜ができても、雨だれが落ちる衝撃でその被膜が取れてしまうそうです。
こちらも「どうして?アルミ物干しの脚元なのか?」
穴の上にある雨樋が途中で切れちゃってますね。
恐らくここからドバドバと雨水が落ちるからでしょう。
ですので、銅板屋根の上に重なる屋根の軒先には必ず軒樋が必要だということが分かりましたし、もしその雨樋が壊れたり詰まったりした場合は早急に修理するか掃除するかしないと、結構早く穴が開いてしまう。ということが分かりました。
しかし、この連日の雨。
早くやんでくれないかな~。