家の中が明るくなる

照明器具をLEDに交換

壬虎(みずのえ・とら)は「社会が生まれ変わり、新たなスタート」の年と言われている。

みたいです(受け売り)

なので心機一転、リフレッシュの意味も兼ねて「照明器具のLED化」をすることで、家の中を明るくされてみるのも良いかもしれません。

器具取替えのご用命をいただき、器具が全て揃ったので先日取替えに伺いました。

きっかけは脱衣室の天井シーリング(リング式蛍光灯)の不調でした。

接続部分の接触が悪く、「脚立でその接触部分をグリグリ動かすと点く。」とお客様は言われていましたが、火災の原因にもなるので交換を希望されました。

交換したい場所が他にも複数カ所あり、お見積り→注文を受け、製品が届くまでの数日間が脱衣室の使用に支障をきたすので、とりあえずは仮の裸電球(LED)を付けました。

照明がすごく明るいです。
直視すると若干目が痛いくらいです。
直径はたかだか12cmくらいの器具ですが、LEDはすごく明るいです。
また、カタログの切り抜き画像のとおり「昼白色」「温白色」「電球色」で明かりの色合いや演色性が違ってくるのはご存知かと思います。
これを使い分けて細かい作業をする部屋やあたたかい雰囲気の部屋、ぼんやりと雰囲気のある部屋を演出することができます。

また、天井付けシーリングタイプの照明器具はほとんどがリモコン操作となっており、電源のONOFFはもちろん、色の選択、明るさの選択ができるようになっています。

H様の2022年が家の中から明るいエネルギーが涌いて、良いスタートの年となりますように。

登録名簿が公開されました

1月に福井県木造住宅耐震改修事業者の登録申請をさせて頂き

2月に登録通知書が届きました!

現在、福井県のホームページにて

福井県木造住宅耐震改修事業者 越前市リストに

マルセイ住宅産業

公開されております。

春になったら屋根の点検

屋根は毎日住まいを守ります

住まいの屋根は私たちが寝ていても、仕事に出ていても、旅行に出ていても、雪が降っても、炎天下でも住まいを守ってくれています。

屋根にとって一番過酷な気象状況は、突風と積雪(特に雪国は)でしょうか。
台風や竜巻による突風の時は一時的な天災ではありますが、屋根材がずれたり浮いたりしていないか?を確認しましょう。

また、冬が過ぎて雪が溶けて無くなったら、屋根が傷んでいないか?屋根材が割れていないか?ズレていないか?特に棟(屋根の頂部)の瓦や板金がズレていないか?を確認した方が良いと思います。

防水層があるうちに早目の手当てを

近頃の家の屋根は屋根葺き材に関わらず、防水紙が一面に敷いてありますので、少しのひび割れや穴では室内まで雨漏りすることは少ないかもしれませんが、逆にそれが災いして屋根に穴があることに気が付かず、被害が甚大になってしまうこともあります。

また、金属屋根は塗装が命と言っても過言ではないくらい塗装が劣化したり剥げたりすると瞬く間に鉄板が錆びてしまいます。全体的に錆が出ていると、大したこと無いように感じてしまいますが、間違いなく劣化は進行します。

瓦やコロニアルの屋根には時おり、苔が繁殖しているケースも散見されますが、この苔も見つけたら除去や洗浄するなりで採ってしまうことをお勧めします。苔の根が屋根材を侵食し、挙句に凍結と共にひび割れてしまうなどの原因になりかねないです。

なので何か屋根に負担となる事象が起きる度に確認をした方が良いと思われます。

瓦の干割れ
瓦も長くなると水を吸い凍結でひ割れ
瓦の捻じれ
経年のため瓦が捻じれ隙間が大きい

アコーディオンカーテンで間仕切り

仕切れば個室になる

とある施設の広い一室を間仕切ることで視線を遮り個室として使用したい。
とのご要望でした。

アコーディオンを選択する時

カーテンでは風でヒラヒラするし、引き戸だと開けても開口が半分になってしまったり、小さい子が手を詰める心配がある。
アコーディオンカーテンだとある程度しっかり仕切ることができるし、全開にすれば部屋がワンルームのように一体感がでる。

梁を入れる?

アコーディオンの巾は壁から壁まで約2.2m。
アコーディオンカーテンは両面シート貼りのため案外重いです。
それをアルミレールたった1本で吊るわけにはいかないので
レールを吊る何かが必要です。

天井から金具でレールを吊る方法も思ったのですが

小さいお子様が引っ張るかもしれない」

というお話を聞きましたので、吊り金具で天井が壊れてもこまるので
杉の梁を入れることで天井とは縁を切り、
柱で重さを受けるご提案をしました。

前日に木材を加工し鉋で表面を超仕上げ、
当日の設置は木材に手垢止めの塗装をしたりで半日ほどで完了しました。

雪がさんさんと降る寒い日でしたが、施設内の暖かい所で作業をさせていただきました。

施設の皆様もコロナ禍で大変ですが頑張ってください。
大変お世話になりありがとうございました。

パソコンのメンテナンス

パソコンの不調を早目に相談

昨年の12月の中頃だったでしょうか?
パソコンを立ち上げようと電源を入れたら

真っ暗なモニターの下部に  fixing(c:)stage1  〇〇% ~~~
という表示が出てきて待てど暮らせどスタート画面にならなくて


しょうがないので他の事を3時間ほどやって帰ってくると
ちゃんと立ち上がってました。

でもこのようなことがまた起きると嫌なので知り合いの方に不具合を相談すると

「HDDというパソコンの中の頭脳が何かの原因で劣化したのかもしれない。」
「HDDを取り出してもっと処理スピードの高いSSDというディスクに替えられる」

ということでした。さらに

「早目に直しておかないと、次同じような症状がでても3時間やそこらで立ち上がるか
分からないですよ。」とアドバイスをしてくれたのでディスクの取替えをお願いしました。

データのお引越し

パソコン本体とSSDをつなぐ
まず元のディスクのデータを交換するSSDにコピー
データの引っ越し
データを引っ越し中??

私はあまりこういうのに長けてないので
横から見ていただけなのですが、SSDを専用のケーブルでパソコン本体につないで、本体HDDのデータをそっくりそのままコピーするそうです。

直接有線でデータを移すのでどこかに情報が洩れる心配もありません。とのこと

新しい頭脳(ディスク)の移植

取り出されたハードディスク

彼は普段は全く別の仕事をしているのですが、こういった方面にも強いのは羨ましいです。

本体を分解して古いディスクを取り出しました。

引っ越しが完了

画像はパソコン本体の中にあった古いハードディスク(HDD)です。

今後もスムーズに動いて長生きしてほしいと願うばかりです。

こういった精密機械は、ちょっとしたことで不具合を起こします。
住宅の設備も一緒です。
けれども近頃の家電・設備は高機能すぎて、不具合が起こると修理に買い替えるほどの料金がかかり、結局買い替えをすすめられることがほとんどです。
「仕方がないのかな。。。」と思う反面、「せっかくメーカーのを買ったのに。。。」という残念な気持ちになる時もあります。(特に数年で壊れると)

これだけ技術が発達しているのですから、そろそろ簡単に部品交換ができて長くつかえる住宅家電・設備が出てきてもらいたいものです。

その点、住宅はリフォームすることができるので良いですね。

ご縁を求めて

1月もあと少しで終わりを向かえます。

天気に恵まれた今週は、今年度初となるチラシを配りに回っております。

雪の残る道を歩いていると、珍しい足跡が…

社長曰く

イノシシだな

春はまだ遠いみたいです。

鉋のメンテナンス③

鉋台の調整も木を綺麗に削るための役割を十分担っています。
どんなに刃を確実に砥いでも、台の調整がままならないと上手に削れません。

鉋台の削りたい部分にケのマーク
全体の捻じれをみて集中的に削りたい所に『ケ』のマークを付けました。
ペーパーで削っている所
平らな鉄板の上で#180のサンドペーパーを使ってガシガシ削ります。右上マークの『ケ』は削って消えました
全体的に平らに削れた
『ケ』のマークを中心に全体を平らに削ることができました。
ピンク色の斜線部を削る
ピンク色の斜線部をへこませる。
赤線の部分は木材に当たる基準となるので削らない。
真っすぐな定規を当てながら、横から覗いて隙間を確認しながら擦ってへこませます
少しずつをこするために使うのがこの『立鉋(たちがんな)』
全ての調整が完了していよいよ試し削り
削る木材は杉の柾目で比較的目が細かい
現場で使う鉋としてはこれで良しとします
ものすごくこだわる方もいます。

鉋の出番は・・・

 建築現場で鉋を頻繁に使うことはほとんどないですかね。少なくなりましたが和室まわりとか化粧の木肌を見せる自然木仕上げの内装、リフォームで化粧の現場合わせ。とかですと、まだ使うかもしれません。それでも工場で加工した化粧木材を大工さんが取り付けるだけの方が多くなってると思います。

 それでも道具を大切に自分でメンテナンスできるということと、いつでも使えるように準備しておくということは、良いもの作りの心構えとして、そういった一面もまだ世の中に残ってほしいな。と感じながら今回の鉋を片付けました。

 以上、「鉋のメンテナンス」連載おわり

鉋のメンテナンス②

 前回は本刃の裏出しをしたので、ほんのわずかですが刃の厚みが薄くなります。なので次は鉋台に本刃をセットしてみてガサガサに緩んでしまったあたりを直します。

背中なじみで刃の締まり調整

ペンチで押さえ棒を抜く。棒がさびてたらついでに適当な釘をカットして替える。
背中なじみに適当な紙を貼ることで刃の締まりを調整する。

紙を貼ったら一晩置いて乾かします。少し厚めの紙を貼って刃を出し入れしながら紙を削り、締まり具合を調整していきます。

刃を砥ぐ Ⅱ

鉋台の方が乾燥中なので刃も砥ぎました。

中砥をかける前
仕上げ砥をかけました

刃先の仕上げの程度は人それぞれですし、砥ぐ砥石も色々あります。
私はごく普通の人工砥石♯8000(超仕上げ砥石)を使っています。

鉋のメンテナンス①

 かれこれ25年以上も昔、大工の親方から鉋の調整の仕方を教わりました。その時はしっかり頭に叩き込んで時折それを思い出してはメンテナンスしてきましたが、近ごろの仕上げ材は建材(加工製品)が多く、糊や樹脂で固められた建材を鉋で削ると一発で鉋の刃がボロボロになってしまうため、大まかに調整する程度でした。

 最近になってとある大工さんの影響から少しづつ鉋の調整をしっかりするようになりました。
 例え少々刃が錆びていても鉋の台が曲がり捻じっていても、適切なメンテナンスをしてやればまた元の綺麗に木を削れる鉋になる。ということや、刃を砥ぐときの集中力とか鉋台を妥協無く修正するこだわりとかメンテナンスをする道具を作ったり、一つの道具でしかないのになかなか奥が深いのが『鉋(かんな)』だと思いました

 そこで今回は、そんな私なりの鉋のメンテナンスを掲載し、また将来自分のメンテナンスを見直す時のための記録にしたいと思います。

鉋刃の裏出し

ある方から譲っていただいた複数の鉋の中から一台出してみた。あまり使い込んだ風ではありませんが、錆がでています
まずは本刃の裏をまっ平らにテカテカの鏡面にします。それには画像の分厚い鉄板に裏刃を押し付けながら擦って磨きます。
これがかなりの重労働で、冬場でも汗だくになります(-_-;)
ほぼ裏出しが完了しました。
今回は錆があったのと、裏面に少し捻じれがあったのか?なかなか平らにならなかったので『金剛砂』という研磨材を使ってガシガシ擦りました。

鉋刃研ぎ(荒砥ぎ)

裏出しが済んだので次は表を磨きます。この面も錆が浮いているのと、刃先が小さく欠けているのと、前の所有者の砥ぐ手癖がついているのでそれらを全て修正していきます。
ガシガシ削りたいので、使っている砥石は#400のダイヤモンドシャープナを使っています。
刃先に癖があり斜めになっているので、画像で分かるように片側に偏って砥いでいます。
かなり長時間砥ぎました。
おかげで錆はもちろん、欠けていた部分もすっかり無くなり、健全な状態に戻りましたが、まだ荒砥ぎですから先は長い。

 
譲ってもらった鉋がどんな状態か?クセはあるのか?どこまで錆が侵食しているのか?
によってメンテナンスする時間はまちまちです。

 でも時間に余裕があるときでないと、今回のように切りの良いところまでやって次回に持ち越すことができなくなってしまい、中途半端な所でおわってしまうと次再開する時に分からなくなってしまいます。

2階の廊下床に新しい床板を重ねて貼る ②

前回からの続きが少し遅くなってしまいましたが、2階の廊下床を綺麗にする。というテーマで筆を執っている次第です。詳しくは前回の「2階の廊下床に新しい床板を重ねて貼る」(←クリックすればそのページに飛ぶ予定です)をみていただければ

~ 決断 ~

結論から申しますと、フロアータイルを貼ることになったのですが、その理由は

  1. 厚みがあまり出ないので階段の最上段で極端な段差がつかない。安全。
  2. 現在の床板がしっかりとした素材であること。強い
  3. 現在の床板をめくって排出し処分するといった解体・処分費がかからない。経済的
  4. 2階の床をめくらないから工事中も歩ける。安心
  5. 上記を全てひっくるめて工期が短くて済む。

といったことでフロアータイルに決まりました。

フロアータイルは厚さが2.5㎜~3.0㎜と薄く種類が豊富・表面が丈夫・水に強い

~ 下処理 ~

新築と違い、リフォームの場合は床の状態を確認して極力理想的な下地になるよう処理をしていきます。その理想的な状態とは?

  • しっかりした盤面であること(合板やコンクリート)
  • その板やコンクリートがしっかり乾燥していること
  • 表面が剥げたり汚れたりチリがないこと
  • 表面が平滑であること(凸凹があるとボンドが付かない)
  • 木製の板の場合、しっかりと根太に止め付け動かないこと
細かく釘を打ち付け下地の板が動かなくする
電気カンナと手鉋で表面を削り平滑な下地作り

~ 仕上げ貼り ~

下地ができればひたすら貼っていきます。段取り8分と言いますが、下地処理で結構時間を要します。

幅が15cm×長さ90cmのフロアータイルを千鳥貼り(一定のパターンでずらして貼る方法)
問題の階段とのつなぎ部分もたった3㎜しか段差が付かないのでつまずくことなく上がり降りできると思います。アルミへの字で納め
フロアータイルは貼方向を変えるべき所も突き合わせるのがとても楽です。

 フロアータイルはゴム系の基材に木目や石・鉄板・タイルといった色んな柄をプリントした床材ですので、部屋の雰囲気に合わせて選択のパターンが無数にあって、こだわる方にはとことんこだわることができる素材だと思います。

 ただ、ゴム系の基材なので接着剤とも相まって、最初のうちはすこーしニオイが気になる(特に暑い時期)ので、使用するにあたり確認してもらうようにしています。

 今回は2階の床の重ね貼りのうちのひとパターン、「フロアータイルという選択」をご紹介しました。建築は床ひとつとっても色んなパターンがあります。しかし、その場の状況や状態、ご希望、劣化度を考慮するとかなり資材の選択肢は絞られていきますので、そういった提案力も大切です。