2階の廊下床に新しい床板を重ねて貼る

 2階の廊下の床板の表面がうっすらと色が剥げてきた、シミが目立つ、隙間が・・・
と、1階の床と違って、床下に湿気がこもらないので床板や根太が腐ってフワつく。といった  症状よりも、どちらかと言うと見た目とか床鳴り、不陸等の問題が多い2階の床。
 あっさりと張り替えるべきか?今の床はそのままで重ねて新しい床を貼るか?
 なかなか判断が難しいことが多いです。

2階の廊下床 ~ リフォーム前 ~

2階廊下床/アピトン/隙間
2階の廊下にはアピトンと言われる南洋材の無垢フローリングが貼られていて、色焼け・ハゲ・シミ・隙間はあるものの強度的に問題無し。
2階廊下床/アピトン/色焼け
無垢のフローリングなので、色焼けしたりシミになったりします。また伸縮もするので板と板の継ぎ目に隙間ができています。
2階廊下床/アピトン/階段框
2階の廊下床は階段框(一番最上段の床見切り兼用の段)との絡みもあり、単純に重ね貼りをするといっても、床板の厚みを考えないと不自然な段差ができてしまいます。

 張り替えの場合、階段との段差の問題は無くなるし床も新品でスッキリしますが、既設の床板をめくりそれを処分することで工期や費用が嵩むことや、既設のフローリングの厚みが15㎜なので微妙な厚み調整をすることや、工事中1階の天井の上に加工の粉塵が落ちたり。。。と、見た目以外の所でいろいろと問題が多いです。

 それに対して重ね貼りにするとそれらの問題はほぼ解決しますが、問題は階段框との取り合い(合せ)箇所に重ねて貼る床板の厚み分の段ができてしまう。(約12㎜厚)

 人間の感覚は不思議なもので、同じ段の高さの階段を登ってて一段だけ1cm高い段があると思いっきり違和感があるし、ヘタするとつまづいてしまいます玄関マットや畳の継ぎ目でさえつまづくことがありますから、階段の1cmは高確率でとても危険なのです。

 そこで『重ね貼り』という決断に至るのですが、時間がないのでまた次回・・・