キッチンリフォーム事例①

台所と居間のトータルリフォーム

元キッチン・食堂
元居間(畳)と押入れ
床断熱

 台所と食堂で10畳。襖を隔ててお隣の居間も10畳。合わせて20畳+α程をひと部屋にするトータルリフォームをさせていただきました。

 まずは全体的に床の水平を直す必要があったのと、台所の床と居間の床に段差がありましたので、床一面を真っすぐ平坦に直す工事。ついでに床壁天井ぐるりと断熱をしました。

 いつもと違った点は、台所の床が周りの床の高さまでコンクリートが打ってあったこと。つまり襖を隔てた隣の居間の畳の高さまでコンクリートが打設してありましたので、給排水がコンクリートに埋まっていたことや、コンクリート床が水平ではなかったため、その水平を直すのが大変でした。

 水平を直さないとシステムキッチンもそれにならって斜めになり、壁との間に三角の隙間ができたり、カウンター天板の水がシンクに落ちずに外へ垂れ落ちてしまったりといった問題が発生します。

床の水平
壁の垂直
天井の高さ
思い切って周囲を解体しやり直すことができたので、不自然な納まり無くキッチンを付けることができました。

元々和室の居間だった部屋も全て断熱を入れすっぽりと洋間になった。正面左の窓は小さく外からの視線を遮り、右の元押入れだったところは、棚を多くして収納力をアップ

注意したこと

  • 大空間になるので断熱材やペアサッシで室内の温度が保てるようにした
  • 今回工事をする部屋とつながる廊下やホールとの出入口をあまり大きく壊してしまうと益々改修箇所が増えてしまうので、ほど良いところで見切りをつける
  • いままで全面ガラスの木製建具で仕切られていたので明るい居間だったのですが、新たに洋風の引き戸に替えてしまうと明かりが遮られて暗くならないか?と心配しました。
    しかし、4本引き戸の上のランマ部分に半透明のアクリルガラスを入れたり、全体的に明るい仕上げを選んでいただいたので逆に明るい印象になった。