県産材利用によるリフォーム

県産材補助金を活用する

▼福井県ホームページからの抜粋

県産材を使用した住宅のリフォーム(増築、改築、模様替え、修繕等)に対する補助制度です。
 この制度は、県内工務店等が手がける住宅のリフォームを行う方に対して、一定量以上の県産材を使用した住宅のリフォームに補助金が交付されます。
県内には良質な物がたくさんあるのですから、県民のみなさんにもう一度その良さを見直してほしいという働きかけです。
マルセイ住宅産業も「地元のお客様」「地元に居る職人さん」「地元で生産される物」が福井を作り上げているという観点から、同じ方向性を感じこの制度はとても良い事と感じております。
なお、この制度は元請け業者が県産材コーディネーターの資格を有していることが条件の一つとなっております。マルセイ住宅産業もその資格を有しておりますので御希望あればいつでもご連絡ください!
 
この制度のその他の詳細はコチラ→福井県県産材活用課

▼県産材補助金活用の注意点!

①手続きや書類作成が多いので工事期間にゆとりを持っていただく
②上記の理由により、完了報告から補助金の口座振り込みまで最長3~4か月かかる場合がある。
③県政の一環ですので予算やその他の要因で継続または毎年施策されるかわからない
④申込後審査ではねられる可能性もあります
⑤請負業者(県産材コーディネーター)に補助金が出るか出ないかの判断と実際に入金されるかされないかの責任はございません。

県産木材を使ってリフォームする

福井県産材を使って屋根下地の補強をしているところ

福井県産木材の良さを話すと長くなってしまうので一部だけご紹介

福井県の木材は厳しい自然で生き抜く

一番の良さは木が強い事。暖かい地域の木材と福井県産の木材の断面を見ると一目瞭然。
皆様は「年輪」をご存知かと思いますが、年輪が細かいのが福井材の特徴です。
年輪が細かいということは、同じ太さの木の断面でも固い冬目が多く強いことを表しています。
そして尚且つ福井の湿った重たい雪に耐えぬいた木だけが生き残るわけですから、自然に良質な木材が選り分けられるわけです。
知り合いの材木屋さんによると、こいうった事を知っている都会の建築屋さんからの引き合いも多いそうですよ。

越前瓦を使ってリフォームする

越前瓦で屋根瓦の葺き替えをしているところ

瓦の良さは一般的な物でも、一枚ずつ取り替えることができるのでメンテナンスしやすい屋根葺き材です。そしてあの微妙な曲線が屋根下地材との間に通気層を設けるので夏の熱や冬の冷気を遮断する働き(つまり下地木材の結露を防止)があります。また、重厚なので雨音を消したり、突風に強いのが特徴です。

一般的な瓦でもそういった性能を持っていますが、越前瓦は何がすごいのか?
白鳳時代からその技術が受け継がれてきたのでは?というくらいの歴史もすごいのですが、強度・耐候性と表面の仕上げが一味違うと思います。

越前瓦は焼成温度が高いので、施工後太陽に照らされた熱による変形が少なく良質な土を使うため長期間劣化に耐えます。

屋根の雪下ろしをする時、越前瓦は多少掘り過ぎてもツルツルに滑ることがありませんが、表面がテカテカしている瓦はそもそも雪が降ったら怖くて屋根には登れません。