2階を明るく収納の多い空間に
別棟にお住いのご家族と「ずっと使っていない2階を改修して一つ屋根の下で暮らす。」という目的で工事を計画されました。
2階に移る方は成人女性で、部屋で仕事もされます。
仕事の書類や道具もあるということで大まかに下記のようなご要望をいただきました。
- 明るく落ち着いた部屋
- 収納を多くとりたい
- お仕事ができるようなスペース
- 部屋を暖かく
- 下屋の屋根へ出られる開口をつくる
- 書籍・タンスや古着の処分
ビフォー・アフター1
「階段室」「廊下」「物置」「納戸」の工事前と工事後


(工事後)


(工事後)
ビフォーアフター2
メインの部屋となる「8畳和室」二間の工事前と工事後


右の押入れをクロゼットに(工事後)



左に化粧台。右はクロゼット(工事後)

こういった小技も得意です(工事後)
見えるご提案



見積りや図面は当然必要ですが、選んでいただいた製品をパッとみ見で確認できるプランニングボードや立体的にどのようになるか?をイメージできるパース図を提示して打合せをさせていただきました。
断熱材施工
60年以上経つ在来木造住宅は竹コマイに粗土壁を塗り付け、内部は中塗り+砂壁仕上げとなっていました。
土壁ですと窓周りや柱の際と土壁との間に隙間ができ、冬は寒いです。
今回は新たに壁や床・天井を貼る前にしっかりと断熱材を充填して室内の熱を逃がしません。
断熱材を入れる事によって防音効果もあがります。
土壁を残しているので、土壁が湿気を吸排出するので壁の中の結露の心配もありません。


福井にはこういったコマイ土壁式の伝統工法の民家は沢山あります。
それが、古いとか埃っぽい、メンテナンスが大変。間取りが合わない。
ということで敬遠されがちではありますが、改善してあげることでとても良い住環境になることが分かってきました。
大量の収納スペース
近頃は収納にこだわるお客様も増えていますし、専門的に収納をデザインするアドバイザーといった資格もあるほどです。
ガチャガチャと不規則なサイズ・形の物を不揃いに集めて置いてあるのが目に見える所にあると纏まりが無いように感じるので、そういった物をクローゼットやロールスクリーンで仕切って目に入らなくすることで、室内はかなりスッキリ片付いて見えます。

棚も細かく割り付けて沢山入るように
