そろそろ雪も終わり?

今期の雪の特徴と家屋被害について

昨年末から「10年に一度の大寒波到来!」と騒がれていて、実際年末にどんどん降りましたからかなり用心されてきたと思います。

1月の下旬にそれこそ10年に1度かもしれない寒波がやってきました。
この時は結構、水道管の破裂や循環パイプの中で凍った氷が異物が詰まったと判断されてエラーを起こす等の問題が起こりました。
循環パイプが凍るってことはあまりないそうですが、それだけの寒さだったということでしょう。

落雪で雨どいが壊れた
落雪でテラス屋根が割れた

さらに、屋根の雪の凍り方も結構きつかったように思います。
なのでその氷の塊が落ちて被害が出るケースも散見されました。

ただ。氷といえど落ちてくればまるで石ですから、人に被害が出なかったことはむしろ良かったのではないでしょうか。

ともかく雪が積もったときや冷えて凍るときは足元も注意が必要ですが、屋根からの落下物にもご注意ください。近頃のお子様は昔もみたいな大きな氷柱(ツララ)を知らないと思いますので、教えてあげると良いと思います。

また、こういった落雪で建物に被害が出た場合でも火災保険の補償の対象になるケースがあります。

マルセイ住宅ではその申請に必要になるお見積りや写真などの資料作成から工事までサポートさせていただいておりますので、雪が溶けてどこか不具合ありましたらお声かけください

関東の方では暖かい日があるようなので、そろそろこっちも暖かくなってほしいですね

30豪雪による被害

少しづつ浮き彫りになる30豪雪の被害

ニュースでも県内の雪災被害について取り上げられております。
雪災被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

温暖化が進んでいるから、こんな大雪は遥か昔の話としか思わなくなっていましたが、まさに「天災というのは忘れたころにやってくる。」そんな言葉が響く冬となってしまいました。

私も何件かお客様の屋根の雪下ろし・除雪をしましたが、2階の屋根からわずか10センチ足らずのツララが落ちてきて頭に当たり、幸い小さくて問題はありませんでしたが、これが巨大な氷の塊とか雪の塊だったら。。。と考えるとゾッとしました。

まだ、屋根の雪も道路の雪も減りはしましたが残っておりますし、ツララや氷の塊は冷え込めばできてしまいます。道路を歩くときは常に足元と屋根の端口に注意してお出かけください。

住宅やエクステリアの被害

ここのところ天気がいいので車で走っていても、カーポートが歪んでいたり、倉庫らしきプレハブの建物が潰れていたりしているのを見かけます。
お仕事の方でもこの豪雪の影響と昨年の台風の影響による住宅の部分修理や外構(エクステリア)の問い合わせが複数出てきています。

そんな中で話があがるのは住宅の火災保険について。
別のページでも火災保険について書いていますのでよろしければコチラへ
「火災保険を活用した修理修繕」

自宅の雪災被害は基本、火災保険を適用できますが、エクステリアや隣家の建物や構造物にまで被害が及んでしまった場合は、ほとんどのケースで別途の特約を結んでいないと難しいようです。

その特約に入っているかどうかは、所属の火災保険会社に問い合わせるか保険証券で確認できると思います。

また、被害と分かった時点で写真に収めておくと良いと思います。
特に雪の場合は雪が溶けてしまうと状況が分かりづらくなることもあるかと思います。

写真は被害箇所と分かる程度に家の全体。
被害箇所の詳細が分かるように接近したもの。
落下物がある場合は片づけてしまう前に写真に収めておきましょう。
障害にならなければ落下物をそのままにして保険屋さんにどうすべきか聞くのも良いかと思います。

何ともなくても総点検

今現在異常がなくても、積雪が落ち着いたら屋根・壁・家の周りを総点検したほうが良いと思います。
特に屋根や壁は仕上げ材の下に防水紙が敷いてあるので、すぐに雨漏りが無くても後になってジワジワと被害が露呈する場合があります。