住宅の天敵ー暴風雨・大雨・湿気・シロアリ

台風7号はとっくに通り過ぎ、温帯低気圧に変わりましたが梅雨前線の影響とかで、すごい雨です。

こういった梅雨時期。
毎日毎日降り続ける雨と湿度・気温は住宅にどのように影響するでしょうか。

そんなこと、あまり考えないでしょうけど。。。

木造の住宅なんかですと、柱や梁・土台・垂木。家じゅうの木が空気中の湿気を吸収します。

ただ、湿気を吸っても、晴れた日とかに吸った湿気を吐き出すことができれば問題ありませんが、吸った湿気を吐き出すタイミングが無い。もしくは湿気を吸いっぱなし。ビジョビジョの状態。

こうなると木にとっては致命的です。

そのような状況になりがちな場所と言えば。。。『床下』ではないでしょうか

『床下』の下は『土壌』になるわけですが、地盤によっては水捌けが良い所とそうでない所があります。

水捌けが悪いと、一見 土や砂利・草で水たまりは見えないかもしれませんが、床下や家の周りが水に囲まれているのとよく似た。。。大げさに表現すると下画像のようなイメージなのかもしれません。

こんな状況にも関わらず、「ハクビシンや猫・小動物の侵入が嫌で。。。」といって床下通気口を塞いでしまわれる方がたまに居ますが、

「アレは止めた方が良いと思います。
床下のムンムンの湿気の排出を妨げてしまいます。」

床下の通気が悪く、水捌けも悪く、バチャバチャ雨が降り続くとどうなるか。

床下の土壌やコンクリート土間に『カビ』や『シロアリ』が住み着きやすい環境になってしまいます。

高温多湿の今時期ですと、それらは土台や床下地をターゲットにジワジワと上がってきて徐々に住まいを侵食していってしまいます。

特に今時期からは『シロアリの群飛時期』ですので、シロアリが引っ越し場所を探しています。

シロアリが好む、ジメジメ環境を造らないようご注意ください!

巧みな訪問営業に戸惑うお客様

昨年10月の台風と今年の大雪の影響で屋根や雨樋・外壁の修繕が非常に多く、一時は職人さんの確保すらままならない状況で、お客様には大変お待たせしてご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

そんな中、「うちは慌てなくてもいいよ!もっと大変な所先にしてあげて。」と気遣っていただいた昔好のお客様もおられて、人の温かみを実感する昨今でありました。

ありがとうございました。

話はガラっと変わってしまうのですが、
ごく最近、身近なお客様から一本の電話が入りました。

お客様:「もしもし、マルセイ住宅産業さんですか?私、○○町の○○ですが、先日突然、塗装の訪問営業の方から、

{そろそろ板金屋根の塗り替えをされた方が良いのではないでしょうか?大雪の後ですから塗装が傷んでいるお宅が多いんですよ}

と、見積りだけでも。。。ということだったので見積りを持ってきたんだけど、この金額、本当にこんなにかかるのかなー?○○株式会社って知ってる?」

私:「知ってますよ。ちっとも変な会社さんではないと思いますよ。」

お客様:「んでね、その営業の方に言ったんですよ。
うちはいつも他から(他の会社)も見積り採るんだけど、いいかい?って聞いたら、いいですよ。って言うから、是非マルセイさんにも見積り出してもらいたいのですよ?」

私:「いいですよ。分かりました~。」

そして後日、見積りをするための下見に行きましたが、
それほど塗装が傷んでいる風はありませんでした。

しかし、お客様のご要望なので見積りを作って、その書類の最後にこのように書いたのです。

【 お見積り作成しましたのでご確認ください。
そして、そもそも塗り替えをする必要があるかどうかも含めてご検討いただければ、と思います。
一つの判断材料として塗装の塗り替えは10年ほどを目安に考えられてはいかがでしょうか? 】

そしたら翌日電話があり、

お客様:「よく考えたら、屋根塗り替えなんかよりもっとせなアカン事あったわ!
あれ塗り替えてからそれほど経ってないし。。。よく見たらそんな傷んでないし。。。お手数かけて申し訳ないね。」

というご回答でした。

こういったことが巷ではよくあることなのかどうか?
当然業者が業者(私の)の家に訪問営業をしに来ることは無いので私は知る由もありませんが、傷んでそうな時期に「お宅の傷んでますよ。」と言われると、信じ込んでしまうかもしれませんね。

私も常々、工事のプランをする上で

「そもそもこの工事は何の目的で、何の必要性があってお金をかけてするのか?」

と、根本的な所へ再確認しながらプランを考えるよう心がけています。

 

30豪雪による被害

少しづつ浮き彫りになる30豪雪の被害

ニュースでも県内の雪災被害について取り上げられております。
雪災被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

温暖化が進んでいるから、こんな大雪は遥か昔の話としか思わなくなっていましたが、まさに「天災というのは忘れたころにやってくる。」そんな言葉が響く冬となってしまいました。

私も何件かお客様の屋根の雪下ろし・除雪をしましたが、2階の屋根からわずか10センチ足らずのツララが落ちてきて頭に当たり、幸い小さくて問題はありませんでしたが、これが巨大な氷の塊とか雪の塊だったら。。。と考えるとゾッとしました。

まだ、屋根の雪も道路の雪も減りはしましたが残っておりますし、ツララや氷の塊は冷え込めばできてしまいます。道路を歩くときは常に足元と屋根の端口に注意してお出かけください。

住宅やエクステリアの被害

ここのところ天気がいいので車で走っていても、カーポートが歪んでいたり、倉庫らしきプレハブの建物が潰れていたりしているのを見かけます。
お仕事の方でもこの豪雪の影響と昨年の台風の影響による住宅の部分修理や外構(エクステリア)の問い合わせが複数出てきています。

そんな中で話があがるのは住宅の火災保険について。
別のページでも火災保険について書いていますのでよろしければコチラへ
「火災保険を活用した修理修繕」

自宅の雪災被害は基本、火災保険を適用できますが、エクステリアや隣家の建物や構造物にまで被害が及んでしまった場合は、ほとんどのケースで別途の特約を結んでいないと難しいようです。

その特約に入っているかどうかは、所属の火災保険会社に問い合わせるか保険証券で確認できると思います。

また、被害と分かった時点で写真に収めておくと良いと思います。
特に雪の場合は雪が溶けてしまうと状況が分かりづらくなることもあるかと思います。

写真は被害箇所と分かる程度に家の全体。
被害箇所の詳細が分かるように接近したもの。
落下物がある場合は片づけてしまう前に写真に収めておきましょう。
障害にならなければ落下物をそのままにして保険屋さんにどうすべきか聞くのも良いかと思います。

何ともなくても総点検

今現在異常がなくても、積雪が落ち着いたら屋根・壁・家の周りを総点検したほうが良いと思います。
特に屋根や壁は仕上げ材の下に防水紙が敷いてあるので、すぐに雨漏りが無くても後になってジワジワと被害が露呈する場合があります。

落雪事故にご注意!

いやいや、ひどい大雪でしたね。
一日晴れ間がありましたが、状況はそれほど変わらない印象です。
我が子が通う武生南小学校は登校が始まりました。
春休み並みの連休でした。

さて、今朝も子供たちを送り出す際に
「屋根から落ちる雪に気を付けなアカンぞ」と声をかけましたが、一日晴れ間があった分雪が融けて重くなり、その水分で滑り落ちやすくなっています。これが2階の屋根から落ちる衝撃はかなりのものと想像できます。
留めてある車も落雪の被害に遭っているようですので、十分ご注意いただきたいです。
落ちてくるのは雪だけではないかもしれません。かなりの重さですから雪と一緒に外れた瓦や雪止め金具等も考えられます。

2階の屋根の下にある、屋根がポリカーボネート製(透明)の風除室やテラス屋根・カーポートなどの下に居るのも危険です。ポリカーボネートの屋根は落雪の衝撃で突き破る恐れがあります。

また、雪が止まったので屋根の雪下ろしを・・・とお考えの方が居るかもしれませんが、先の理由により滑りやすく屋根の雪崩に巻き込まれる恐れもありますので、十分な安全装備を着用して屋根に上がってください。

越前市、56豪雪並の積雪に注意!

毎日毎日よく降りますね。。。
降り続く雪に振り回されて疲労困ぱい。
といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここ二日間で降雪量が1mを超えました。
これは二日間なので、それ以前に降った雪が残っていればそれ以上になります。
アルミ製のカーポートはタイプによって耐積雪荷重が決められています。

福井の雪は水気を含んだ重たい雪が特徴ですので、積雪量の6割ほどを目安にした方が良さそうです。是非早めに雪を下ろすようにしてください。雪下ろしの際は十分注意してください。

水道管凍結注意!

県内で水道管の凍結が原因で水漏れ事故が多発しているようですのでご注意ください。

天気予報をこまめに確認し、
気温がマイナスになっていたら対策をしておいた方が良いでしょう。風当りによって凍結状況が違いますので、大げさ目で対応しておいた方が良いと思います。

特に屋外の露出した水道配管、散水栓や立水栓、給湯器に注意してください。

[ 対策 ]

① 寝る前に、屋内・屋外の1カ所ずつの水道蛇口を、ごく少しゆるめて、糸状になるくらいの水を出しておきましょう。

 

②屋外の立水栓の蛇口にタオルなりを巻き付けて、ビニール袋を被せてしばっておくだけでも随分違うと思います。

[ 補足 ]

空き家をお持ちの方や、しばらく家を留守にする方は水道の元栓(水道メーターにあるバルブ)を閉めておくと安心です。

 

ホームページを改装中!

元のホームページがソフトを運営していた会社の都合で
将来的に使えなくなるかもしれない。

ということで、急遽作り変えることになりました。

正直、最初からホームページを作るのは大変です。
頭も使うし、やりかたも違うし、時間も使いますが、少しづつやり方が分かってくると面白くもあります。

それに、会社が今までしてきたことやこれからしていきたい事を改めて考え直し整理するにはいい機会と捉えると、無駄なことだとは思えません。

少しずつですが頑張りたいと思います!